前回の記事「認知症になる暮らし。」のつづき。
肉も、認知症を招く大きな要因であることが分かっている。ここで言う肉とは、工業的畜産業により一般的に出回っている肉。
私たちの身体にとって、肉や乳製品にたっぷり含まれている飽和脂肪酸、ホルモン、肥育時に使用した薬品が、かなり良くない。
飽和脂肪酸は、肉の脂身、鶏皮、乳製品、パーム油(ヤシ)、菓子類などに多く含まれており、常温で固体状になる油。
不飽和脂肪酸は、魚や植物に多く含まれており、常温で液体状になる油。
飽和脂肪酸は、血中コレステロール値を上昇させ、動脈を詰まらせる。それは、飽和脂肪酸が血液の質を低下させ、血流を悪くするから、
血流の悪化は認知機能に害を及ぼすだけでなく、糖尿病や心臓病、パーキンソン病、前立腺ガンのリスクがも高まる。
コレステロールとは、血液中に流れる脂質のひとつで、欠かせない栄養素であるため、コレステロール=ワルモノというわけではない。
コレステロールには、体で作られるものと食事から摂るものがあり、必要な分は体の細胞や組織に吸収されるが、
過剰分は血液中を循環したままになるため、徐々に血管の壁に層を作り、動脈硬化を招く。
最近では、コレステロールが活性酸素によって酸化することで血管壁を傷つけて炎症が起き、動脈硬化が起きるとも考えられている。
やはり、血液の質が良い状態(弱アルカリ体質)であることが、大事。
血液の質の低下は、全ての病気の原因となる。
次に、ホルモンの話。
ホルモンというのは、私たちの身体で作られ、身体の調和を取るために分泌されている。
「ホルモン注射」という言葉などから、私たちの体内で分泌されるホルモンを液体だと思われがちだけれど、実は、ホルモンは気体。
身体の調和を取るため、絶妙なタイミングで、ごくわずかな量のホルモン(気体)が分泌されている。
そのため、ホルモン注射を打つとか、ホルモンがたっぷり含まれている動物性食品を摂るというのは、私たちの身体にとって負担。ホルモンが過剰だと、血糖値を上昇させる。
血糖値を上昇させるのが早い食品は、血糖値を下降させるのも早い。その急激な上がり下りが、身体にとって負担となる。それは、気分の上がり下がりにも影響する。
肉が大好きで頻繁に食べている人には、短気な人が多いように思う。
それでも、私たちの身体の働きは素晴らしいので、過剰なホルモンは排出しようとするのだけど、
食品や医薬品によりホルモンを頻繁に身体へ入れ続けていれば、過剰なホルモンの排出が追いつず、血液の質は低下し、血流は悪化し、次第にさまざまな病気や、認知機能の低下へ。。。
逆に、たとえ認知症になっても、食習慣を改善し、血液の質が改善されれば、認知症の進行を遅らせるどころか、脳は勝手に回復へ向かう。
「認知症患者には脳の萎縮が見られ、萎縮した脳は元に戻らない。」というのは、ご冗談。
血液の質が改善されれば、私たちの身体は、ちゃんと回復へ向かう。心も、身体も、脳も。
それと、脳と腸内環境も密接な関わりがあるため、快腸さんであることは、脳の健康にとてもイイ。
認知症になるというのは、ロシアンルーレットのように、一定の確率で誰かに当たってしまう恐ろしいものではない。
認知症になるのは、遺伝的要素はほんの3%ほどで、90%以上が食習慣によるもの。これは、その他の病気も同じ。
家族の中に認知症患者がいるというのは、本当に大変。いつ終わるか分からない介護は、本当に大変。
自分が認知症にならないために今からできることは、とても簡単で、お金も時間もかからない。口に入れるものを、チョイと見直すだけ。
自分のためにも家族のためにも、認知症になんか、ならない方がいい。
サミー
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