人権先進国ノルウェーのことを思い出していた。
ノルウェーという国は、「人が更生するのに必要なのは、懲罰ではなく愛。いかなる人間も人間。」と考えるため、刑務所の在り方が日本とはまるで異なる。
日本をはじめ多くの国では、「犯罪者は犯罪者であり、犯罪者は、罪を犯していない者とは別の人種。」という考えがあるように思う。
人は誰しも、生まれた時は愛の塊であり光。生まれた時から悪人などいない。
・親からの言葉や暴力により恐怖心を抱き続けた子どもは、他者や社会への信頼を欠く大人に育つ。
・いつもけなされ、バカにされ、劣等感を感じ続けた子どもは、地位や名誉を欲しがる大人に育つ。
・放ったらかしにより孤独を感じ続けた子どもは、依存的な愛を欲する大人に育つ。
そして、劣等感、孤独感、疎外感、恐怖心、依存心、名誉欲などがその人の中で過度になった時、犯罪が起きる。
みんな、同じ人間。加害者になるのは、決して特殊な人種などではない。人は誰でも、生まれた時は愛の塊、光でしかなかった。
愛に包まれた家庭で育った親を持ち、そんな親から生まれて愛に包まれて育ったならば、自分や他者を痛めつける発想など起こらないだろうと、思う。
サミー