去年、19世紀初期のカナダを舞台にしたドラマを観た。大人の女性は、ウエストをキュッと引き締めるコルセットを腰に巻き、床に着くほどのロングスカートを履いていた時代のお話。
その中で大人の女性が、よそ行きの服を着た際に、アクセントとしてブローチを使っていて、ステキだなぁと思った。
ドラマの中でその女性は、祖母から受け継いだブローチを、大切に使い続けていた。
そのシーンを見た時、「私も、ステキなブローチとの出会いがあると良いなぁ。」と、ボンヤリ思った。
そして、そんなことをすっかり忘れていた数日前、「アクセサリーを作っている友人が、期間限定で名古屋に出店している。」と、以前、とあることを一緒に学んだお仲間から教えていただいた。
どんなアクセサリーかなと、サイトで商品をいくつか見たら、なんだか惹かれてしまったので、今日、そのお店へ行ってきた。
今日、売られているのがどんな品揃えか知らないというのに、出かける前から、自分がブローチを買うような気がしていた。
そして、お店に到着したら、早々と出会ってしまった。とても気になるブローチに。
ピアスやネックレスなど、他の商品もいくつか手に取って見たけれど、そのブローチが、「サミー、私やで。あんたのとこに行くのは私やで。」と言って笑っている気がして、そのブローチを購入した。
落ち着いた色味でツヤがあり、光が当たると優しく輝く。この静かなる華やかさを、とても気に入っている。
アンティーク版画を元にして作られた、200年前や300年前と今を繋ぐアクセサリー。作家さんが独学で生み出したオリジナル製法だそうで、どの作品も、この世に1つだけ。
数日前、連絡をもらわなければこのお店 (mycetozoa)を知らなかったし、名古屋での出店は明日までだそうで、今日行けたのは、とてもタイミングがいい。
愛しき物との出会いは、ヒョンなご縁でやって来ることが多いなぁ。と、つくづく。
サミー
キャロットケーキ、初めて食べた。 - Cue Spot 331