Cue Spot 331

カラダの素晴らしさを、ただただ語る。

浄化のプロセス。焦りは禁物。

EM菌を使って、川の水質を改善しようとする活動がある。

*EM菌とは、EMという名の1つの菌ではなく、有用性微生物群(良い働きをする菌の集まり)の総称。

ヘドロだらけで魚が住めなくなった川へ、EM菌を加えた掌サイズの泥団子を大勢の人でたくさん投入する。ということを何度か繰り返して川を浄化するという活動。

EM菌が有機物を分解することで、水が徐々に浄化されていく。

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川底や内側にビッシリとこびりついたヘドロは、EM菌によって分解され始めると、まず水面へ上がってくる。

その時に水質の検査をすると、大腸菌が増え、一時的に水質が悪くなったように感じる。でもこれは、川の水が浄化されるまでの通過点に過ぎない。

この段階で水質を検査した結果を見て「EM菌のせいで大腸菌が増えた!」と吠えるのは、早すぎる。

それと同じことが、病気が回復していく時にも言える。


食生活や生活を改善し、カラダの浄化力が強くなると、これまで薬によって抑えてきたものが、症状としてブワッと出てくることが、多々ある(好転反応と言ったりする)。

痒み、湿疹、鼻水、鼻血、咳、目やに、熱、頭痛、喉の痛み、下痢、体臭、などという形で。

 

「川の水を浄化する」と聞くと、まるでプールの水のように、すぐ透明になることを想像する人がいる。

何年、何十年とかけて蓄積されたヘドロで汚れた川が、数日で澄んだ水になるには無理がある。

何か強力な薬品によって、一時的に見た目だけを綺麗にすることは可能だけれど、それでは水質の根本改善にはなっていないから、魚が住める状態ではない。

見た目が綺麗な水が全て、人や動植物などにとって好影響を与える水というわけではない。

生活排水の影響などによって、魚が住めなくなるほど汚染された川が、魚が戻ってくる状態まで浄化されるには、それなりに時間がかかる。

それと同じで、身体も心も、真に浄化されるには、日々淡々と、自分でできることを地道に続けるしかない。

生命力の高い食事を摂ったり、充分に休息を取ったり、本音のままに生きることを実践し続けるなどして。

そのことは、ちゃんと良くなるから大丈夫。

焦りは禁物。地道が近道。

 

サミー

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