Cue Spot 331

カラダの素晴らしさを、ただただ語る。

食用油脂とオヤツ。

世の中にはさまざまな食用油があるけれど、それぞれ発煙点が異なる。発煙点とは、油脂を加熱した時に煙が出る温度。

発煙点を超えると油脂が気化し、空気中の酸素と反応して酸化が進む。

酸化した油は、味が落ちる上に毒性が強いので、発煙点を考慮して調理や製菓に使う油を選ぶと、より美味しく、身体に優しいものができあがる。

 

焼き菓子作りでよく使う温度帯は、150度〜210度。

シフォンケーキ・スポンジケーキ・マフィン・スコーン・タルト・クッキーは、約170〜180度。マドレーヌ・フィナンシェは、約190度〜220度。

通常の焼き菓子作りによく使われるバターは、発煙点が約180度。発煙点と同じ、又は超える温度で作った、バターを使った焼き菓子は酸化しやすい。

クッキーやパウンドケーキなど、焼き菓子は賞味期限を1週間ぐらい設定されてたりするけれど(作り手の一存)、やはり、早めに食べきった方がいい。

*そもそも、バターは酸化しやすい油脂。

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そのバターから作られる澄ましバターは発煙点が約230度なので、通常のバターよりも酸化しにくいけれど、

私の場合、シュトーレンを作る際(粉糖をまぶす時)に使ったことがあるぐらいで、普段の菓子作りに澄ましバターは、なかなか使わない。

*澄ましバター:バターを加熱して溶かし、ボウルなどに入れて放置すると、不純物が沈殿して二層に分かれる。その上澄み部分。

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バターと同様にココナッツオイルも、不純物が含まれているものは発煙点が低い(=酸化しやすい)不純物が先に焦げるから。

ココナッツオイルは、未精製のもの精製されたものがあるけれど、未精製のものは発煙点が約180度精製されたものは発煙点が約230度と、かなり発煙点が異なる。

 

331Theaterで主に使っている油は、精製された有機ココナッツオイルと、精製された有機菜種油。この二つは共に、発煙点が約230度。

タルト、クッキー、スコーン、その他のベイクドケーキなど、焼き菓子を180度以下で焼いているので、使用する油脂の発煙点(230度)を超えることはない。

つまり、何が言いたいかというと、ここからが本題で、

331Theaterのオヤツは、酸化しにくい油脂を使ってるっす!おいしさが持続しやすいっす!ひゃっほぅ!

\(^o^)/\(^o^)/

でも、早めに食べてね(笑)

という、主張でした。それをワザワザ言うために、長ったらしい前置きを。。。

 

米油の発煙点も約230度なので、今後、焼き菓子作りに使ってみようかな。

前に「稲は、イーネ。」の記事に書いたけれど、お米のパワー、スンバラシイもんね。

(^_^)(^_^)

 

サミー

 

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