肉を食べないとスタミナがつかない? 動物性タンパク質を取らないと健康を維持できない? ホントにホント?
江戸時代、飛脚(郵送の仕事)は、数十kg〜百kgもの荷物を、江戸から京都まで約60時間以内に配達しなければならなかった。
そんな飛脚のパワーの源は、米。
当時の飛脚の基本的な食事は一日二回で、玄米と漬け物。普段の食事は、麦入り玄米と漬け物、みそ汁、魚の塩焼きと、質素な食事だったことが記録に残っている。
それを見た西洋人が、飛脚にさらにパワーがでるよう肉を食べさせたら、肉を食べていない時よりも早くバテてしまった。との実験記録もある。
8年間ほど玄米菜食(マクロビ)を続け、その期間、肉・魚・卵・乳製品などの動物性タンパク質をほぼ取らなかった私は、仕事仲間と比べてスタミナが切れやすいだなんてことはなかったし、
製菓の仕事は、各自が自分で使った道具をその都度洗うけれど、手荒れもまったくせず、毎日快眠快便で、至って元氣だった。
マクロビは、「カラダを冷やすから」という理由でナマモノを食べるのを推奨していないけれど、私は、セロリの茎、レタス、フルーツ、お刺身などのナマモノが結構好き。
そんなわけで、8年ほど続けた玄米菜食(マクロビ生活)はやめてしまったけれど、肉は苦手で今でも食べないし、卵・乳製品をガツンと使われた料理も、ほとんど食べない。
かといって、代わりに魚・魚介類・豆腐を積極的に摂り、タンパク質を得ることを意識しているかというと、そんなこともない。
けれど、非常に元氣(笑)生理痛、片頭痛、花粉症、皮膚疾患など無いし、快眠快便。
健康のためにと肉を頻繁に食べていながら、慢性疾患や基礎疾患があったり、疲れが取れにくいのなら、「肉をたくさん食べても元氣にはならない」と、証明しているも同然だと思う。
サミー