手足が日常的に震えている高齢者が居る。それは、服用し続けている薬の副作用かもしれない。
認知症専門医が、このように語っている。
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認知症について専門的な知識がない医師は「認知症=コレ」と、認知症だと診断した患者さんに決まった薬を処方する。そして、効果がないと薬を増やす。
その結果、副作用で患者さんは日常的に手足が震えるようになるが、それを、認知症が進行したからだと勘違いし、更に薬を増やす。
薬を増やせば増やすほどカラダの機能は崩壊し、目はうつろで表情は暗くなり、自力で立てなくなり、あっと言う間に弱っていく。
そこに、ご家族が疑問を抱き、当院へ転院された患者さんには、
これまでの病院で、どんな薬をどれぐらい処方されて飲んでいたのか。
を確認すると、明らかに飲み過ぎ。薬が多すぎる。そして診断後、薬を減らすことで震えは治まり、表情は明るくなり、元氣さを取り戻していく。
*この病院では、食事改善の指導などで治療効果を上げている。
認知症を治してきた実績がある認知症専門医かどうか、ご家族が調べて知ることがとても大切。
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認知症に限らず、治療法の違いは命の明暗を分ける。
体調を崩して病院へかかった時、あっという間に弱っていったならば、それは病気が突然進行したのではなく、薬の副作用かもしれない。
薬は病気を治さない。症状を一時的に抑えるだけ。病気を治す目的で作られている薬は、世の中に1つもない。
例えば、認知症だと診断された時に処方されることが多い薬にアリセプト(ドネペジル塩酸塩)がある。
アリセプトの公式添付文書のリンク。↓
アリセプト錠3mg/アリセプト錠5mg/アリセプト錠10mg/アリセプト細粒0.5%
この公式添付文書の【効能又は効果に関連する使用上の注意】の箇所に、
(1)
本剤がアルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症の病態そのものの進行を抑制するという成績は得られていない。
(2)
アルツハイマー型認知症及びレビー小体型認知症以外の認知症性疾患において、本剤の有効性は確認されていない。
とある。「効果がない」と、公式文書で言っちゃってる。なぜ処方するのか。。。
そして、この薬の副作用には興奮作用もある。認知症患者が攻撃的になるのは、症状が進んだからではなく、薬の副作用だとしたら?
病院は、近さで選ぶものではない。大きさで選ぶものでもない。優しい話し方をする先生かどうかで選ぶものでもない。
大事なのは、その病院の規模や歴史、来院患者の多さではなく、その病院(医師)と関わることで回復した患者の数。
「回復」というのは、通院や薬の服用が必要なくなるレベルを指す。
カラダを、部分ではなく全体で診る医師は、病は治るものであると知っている。薬や医師が病気を治すのではないということを、知っている。
治すのは患者自身で、あくまで医師はそのサポートだということを、部分ではなく全体を診る医師は知っている。
真実は、部分にではなく全体にある。
患者の一部(患部だけ)を見るのではなく、カラダ全体を診て回復へ導く医師は存在する。まだ少ないけれど、本氣で調べれば、必ず見つかる。
サミー