Cue Spot 331

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輸血?

病気や薬の影響などで、充分に血液を作ることができなくなった時や、手術や大怪我などで大量の血液を失った場合、輸血という手段を取られる。

テレビドラマなどの影響で、輸血により一命を取り留めた人は、その後元氣に回復するというイメージがあるけれど、それは本当だろうか。

 

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まず、輸血とは、提供者の血液をそのまま患者の体内へ入れるわけではない。使用するのは「輸血用血液製剤と呼ばれる、人の血液を有効成分とした医薬品。

そして、輸血は、他人の血液を自分の体内に入れるわけだから、体質に合わなかったり、病気が移る可能性もある。

輸血による副作用には、輸血中や輸血後すぐに症状の出るものもあれば、輸血から数日後、数週間後、数年から数十年後に出るものもあり、その程度はさまざま。

副作用には、アレルギー反応(皮疹や発熱)などの軽いものから、感染症や、重篤な合併症(免疫機能低下など)もある。

血液型や輸血バッグの取り違えなどの医療事故も、後をたたない。

 

「でも、自身で充分な血液が作れない場合や、手術や大怪我などで大量に血液を失った場合は、輸血に頼るしかないのでは?」

というと、輸血治療を行わない病院が存在する。でも、まだまだうんと少ない。

それらの病院では、患者の血液を補う際、血液以外のものを利用するわけだけど、それはなんと、簡単に言えば塩水。

これを初めて知った時、たいそうたまげたのと同時に、人の身体って本当にうまくできてるなと、感激した。

 

無輸血治療を行なっている病院は、大きく分けて3パターン。

(1)輸血治療と無輸血治療を行なっていて、そのどちらかを患者が選ぶスタイル。

(2)基本的に無輸血治療を行なっているけれど、輸血が生命維持に必要だと医師が判断した場合のみ輸血を行う(相対的無輸血)スタイル。

(3)いかなる場合も輸血治療を行なわない、完全、無輸血治療スタイル。

特に、(3)のタイプの医師は、私たちが生まれ持つ身体の仕組みや機能を、医学部で習ったこと以上に知っている(知ってしまった)のだと思う。

そう、想像を遥かに超える、身体のスンバラシイ仕組みや機能を。そして、輸血の恐ろしさを。

そうでなければ、無輸血治療を貫くという考えには至らないはず。

 

言うまでもなく、私たちの生命にとって血液はとても重要だけれど、それは、自分の血液が、自分自身の生命にとって重要なのであり、自分以外の血液は、体内に入れない方がいい。

それは輸血に限らず、血の滴る牛肉を食べるだとか、スッポンなど動物の生き血を飲むだとか、そうゆうことも含めて、自分以外の血液は、自分の体内に入れない方がいい。

*何かの際に、自分や家族が輸血治療を行うか、無輸血治療を行うかの選択を迫られた時は、自分でよくよく調べた上で、自己責任で。

次回、「無輸血?」の記事につづく。

 

サミー

 

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