2019年に知って、好きになった歌がある。
Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)
「蛍の光」の原曲と言われているスコットランド民謡で、イギリスあたりでは年越しに歌われるのだそう。
この歌を知ったのは、女性Cさんがきっかけ。
Cさんは、20歳ぐらいの娘さんを持つお母さん。無邪氣さがチラホラ見える可愛らしい女性。
Cさんには、約13,000年前、一夜にして沈んだレムリア大陸の記憶がある。以下はCさんから聞いた話。
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レムリア大陸が沈没するその時、私は5歳の男の子だった。
その土地に居る皆んなが、もうどうしても大陸の沈没を避けられないことを知った時、
「そうか。沈んじゃうのか。大人になってみたかったなぁ。。。」
と、残念に思ったのを憶えている。
そして、ついに大陸が、今自分たちの居る場所が海に沈もうとしている時、一緒にいた家族や友人たちと手を繋ぎ、
「またいつかみんなで会おうね!」と固く誓い、みんなで歌を歌いながら海に沈んで行った。
空を見上げ、歌いながら海に沈んでいく自分の口から、海面に向かってコポコポと空気が上がって行くのを見ていた。
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そんな話をしてくれた。
この話をCさんから聞いている間、私は涙が止まらなかった。この涙は、何に反応して溢れ出ているのだろう。
海に沈んでいくという悲しい話に反応しているのか、それとも、私も当時、その場に居たから反応しているのか。。。
続けてCさんが言う。
「その時にみんなで歌った歌が、誰もが知っている「蛍の光」。その時歌ったのは日本語ではないけどね。」
家に帰って調べたら、スコットランド民謡として歌い継がれている「Auld Lang Syne:オールド・ラング・サイン」だと分かった。
YouTubeから、初めて「Auld Lang Syne」を聞いてみた。確かに「蛍の光」とメロディが似ている。
何度も聞き、何度も歌っているうちに、入浴時によく口ずさむほど好きな曲になった。
「Auld Lang Syne」を英語に訳すと「old long since」で、「古き良き日々」という意味。
昔、多くの時間を共に過ごした親友との再会を祝い、お酒を交わすという内容。
遠いあの日あの時、再会を誓った仲間たちとは、然るべき時が来たら、この星でまた必ず会えるようになっている。と、思う。
自分の心にフタをせず、自分の心を大切に扱い、本音(本当の音:純粋な音)で生きるようになると、
その純粋な音は、言葉、文字、作品、行動となって世に放たれ、世界中に散らばって存在しているあの頃の仲間のハートに共鳴し、互いが磁石のように引き寄せられる。
そんなふうに、仲間との再会は成し遂げられるのかも。日常で、本音で生きる%が大きくなった時。つまり、自分の純度がうんと高まった時に。
私の純度は今、どれぐらいだろうか。あの頃の愛しい仲間と再会する準備は、そろそろ整っただろうか。
サミー