Cue Spot 331

カラダの素晴らしさを、ただただ語る。

食べやすいオヤツを。

商品を開発する際、ステキさを追求し過ぎるあまり、多くの人にとって使いづらい商品になってはいないか?という感覚がとても大事。

https://x.com/tairo/status/1649752411869954048?s=20

という記事に共感したので、要約して書き起こし。

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私の前職に居た「伝説の女性デザイナー」が口を酸っぱくして言ってたのは、

うちで働くような連中(デザイナー)は、日本国民全体から見たら「偏っている人」。それを自覚できないと、すぐ「カッコいいデザイン・製品・サイト等」を作ろうとしがち。

その結果、珍しいけど万人からは使いにくい製品が出来上がってしまう。

・カッコ良くしようとするな。

・シロウト離れしたオシャレさを追求しようとするな。

・自分(その分野について詳しい人:偏った人)とは全然違う性質の人も含めた誰にとっても、見やすく操作しやすく、興味をかき立てる製品を目指せ。

・「ちょっとダサいかも」くらいで丁度いい。

開発現場では、「改善」と称してゴテゴテと追加の要素ばかりを増やしがちだが、あえて大胆に何かを捨ててみる。

誰もが、それを見て思考を働かせることなく感覚的にパッと操作できるデザインであることは、とても大事。

開発現場では「足し算の開発」が多くなりがちだが、

・何か足したら何かを引く。

・デザインは、最終的にはちょっとダサいくらいで丁度良い。

そういう心構えで、大胆に削ぎ落としてみましょう。

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書き起こし終わり。

 

つまり、ステキさより扱いやすさを重視するのが愛だということ。

 

・使い方が分かりづらい商品

・使いづらい商品

・知りたいことが見つけにくいホームページ

などは、利用者を手こずらせ、時間を無駄に奪っているように思う。私も氣をつけねば。

 

私の場合、オヤツ作りにおいて大事にしている順番は、

1.食べやすい

2.美味しい

3.ステキ

上から下までスッとフォークが入るケーキなど、食べやすいオヤツ作りを心がけているつもりなので、

デコレーションケーキなどの飾りに、皮付きフルーツ、種あり丸ごとブドウ、ヘタ付きイチゴを使うことは、まずない。

ケーキは誰かと共に食べることが多い。だからこそ、「1回や2回フォークを入れただけで崩壊することなく食べやすいケーキ」を作りたいと、思っている。

 

もしも私が、デートで出かけたレストランのデザートにミルフィーユが出てきたら、いかにボロボロに崩さず食べるかに集中しすぎて、相手との会話や味を楽しめないと思う。

パイ生地系のスィーツは美味しいし見た目も可愛いけれど、ひと口ですぐに崩壊しがち。よって、ミルフィーユは他者の前では決して食べないと決めている(笑)

 

あと、エディブルフラワー(食用の花)も使わない。食べることができるお花だけれど、「食べることができる」というのは、「美味しい」とイコールではないから。

これまで生きてきて、エディブルフラワーをフルーツ並みに美味しいと感じたことが一度も無いので、使わないことにしている。

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ケーキの飾りとして唯一、食べられないものを乗せるのは、ケーキピックぐらい。

こうゆうやつ↓

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カッコ良さやステキさといった「美しさ」に、人は惹かれる。

美しさはパワー。美しさは人々に癒しをもたらし、力を与えるけれど、中身を伴った美しさであるなら最高だと思う。

ついつい、「これ、イケてるっしょ。」てな気取った商品作りに走りがちな自分に喝。

 

長々と偉そうなことを書いといて、ガッチガチに固くてフォークを刺すのに苦労するタルトを作ってしまったら、、、

その時は、コタツ並みに心の温かいみなさんに笑って許してもらおう(押し付け)。

( ̄(工) ̄)

 

サミー

 

サンサンイチシアター。 - Cue Spot 331