クリスマスケーキの影響で、いちごの旬は11月や12月だと思われがちだけど、実は、いちごの旬は春から初夏。
その時期が旬ではない作物をハウスで育てようとすると、育ちにくいので栽培期間が長くなる。
もともと、いちごは害虫がつきやすい果物なので、栽培期間が長ければそれだけ農薬も必要になる。
日本のいちごの農薬散布回数は50回を超える。減農薬いちごも存在するけれど、それは、どれぐらいの農薬散布量なのだろう? 30回撒かれていても、「減農薬」とはうたえる。
アメリカの環境保護団体が発表している、残留農薬の多い作物ランキングは、いちごが1位。
1位 いちご
2位 ほうれん草
3位 ネクタリン
4位 リンゴ
5位 ブドウ
6位 桃
7位 サクランボ
8位 梨
9位 トマト
10位 セロリ
私の大好きなセロリと梨もランクイン。。。
( ̄(工) ̄)
日本の作物の残留農薬基準値は、海外よりも低い。日本の作物のいくつかは、EUでの基準値を上まっているため輸出できない。
中でも、EUで禁止されている成分「プロシミドン」はWHO(世界保健機関)で「胎児への悪影響リスク」が指摘されているけれど、日本では平気で使われている。
日本国内で使われ続けている「ネオニコチノイド系」農薬の成分は神経毒。
神経毒は、赤ちゃんから大人まで、誰のカラダに対しても悪影響を与えるけれど、脳や身体が未発達の赤ちゃんや子どもに対しての毒性は、強過ぎる。
*神経毒は、さまざまなワ◯チン(予防接種)にも使用されている。
いちごは、基本的に皮を剥かずに食べるけれど、ケーキ屋やホテルは、洗わずに使う所が多いのではないだろうか。
菓子作りの仕事をしてきた私は、3件の厨房を経験したけれど、そのうち2件では、いちごを洗わずに使っていた。「水に濡らすと傷み安いから」という理由で。
「残留農薬が気になるけれど、市販のいちごが食べたい!」という場合、重曹を使って農薬を落とす方法もある。
弱アルカリ性である重曹は、酸性の農薬と合わさることで中和され、農薬を落とす。
ボウルに水をはり、約小さじ1の重曹を振り入れ、その中でいちごを軽く洗い、水を捨て、綺麗な水ですすげばヨシ。
もちろん、完全ではないと思うけど、やらないよりはずっといい。
いちごを食べると蕁麻疹が出て具合が悪くなるので、自分はいちごアレルギーなのだと思っていた人が、
「ここの農家さんのいちごは大丈夫だから、食べてみて。」と信頼している人から言われて、恐る恐る食べてみたら全然大丈夫で、めっちゃ美味しかった。
とか、
自分のことをバナナアレルギーだと思っていた人が、無農薬バナナを食べたら全然大丈夫だったという話を、いくつか聞いた。
自分に何か食品アレルギーがある場合、その食品がダメなのではなく、その食品が含んでいる薬品に反応しているのかもしれない。
とにかく、妊婦さんや小さい子どもの、農薬いちご大量摂取(いちご狩り等)は、かなり良くないと、思う。
ちなみに、いちごを無農薬栽培している農家さんも、ごくわずかだけどいらっしゃるそうです。
サミー
同性愛者であることが、辛いなら。 - Cue Spot 331