Cue Spot 331

カラダの素晴らしさを、ただただ語る。

ココアの裏側。

331Theaterで使用するココアパウダーを、非アルカリ処理でオーガニックな製品に変更。

f:id:cuespot_331:20231014132010j:image

本来、カカオには酸味がありますが、その酸味を和らげるために行われるようになった工程が、アルカリ処理。

この手法は、19世紀始め、オランダ人のバンホーテンが生み出しました。

アルカリ処理には炭酸カリウム溶液(薬品)が使われ、その影響でココアパウダーは、風味が落ち、色は濃くなります。色の違いは以下の通り。

f:id:cuespot_331:20231017150801j:image

【画像右】アルカリ処理をしたものは「ダッチプロセスココア」と呼ばれ、濃いめのブラウン。

【画像左】アルカリ処理をしていないものはナチュラルカカオ」と呼ばれ、明るめのブラウン。

非アルカリ処理(ブロマ・プロセス)のナチュラルカカオは、ココアパウダーになるまでの製造過程で栄養が損なわれにくく、ポリフェノールが豊富です。

また、フルーティーな風味や酸味といった、カカオ本来の旨味が活きており、色の薄さに反して濃厚な味わい♪

こんなに色が異なるんですね。ココアパウダーを使ったオヤツって、色が濃いほどココアの味が濃厚で美味しいイメージだった。

f:id:cuespot_331:20231014132317j:image

カカオから油脂分を一部取り除かれ、アルカリ処理を行われて出来上がったダッチプロセスココアは、

油脂分が少ないのでダマになりにくく、混ざりやすく、菓子作りの際に扱いやすいので、パティシエには優しいココア。

( ̄(工) ̄)

 

ヴィーガンスィーツを作ることに興味が湧き、その延長でオーガニックな材料に興味が湧き、あれこれ調べて知って、今、思う。

「お菓子を作る仕事してたのに、材料のこと、ちゃんちゃら分かってなかったな。。。」

( ̄(工) ̄)

 

さて、これまで散々作ってきたガトーショコラ。さっそく非アルカリ処理のココアパウダーを使って作ってみよう。

仕上がりや味に、どんな違いがあるだろう?

楽しみ。(^_^)(^_^)


サミー

 

ケーキの裏側、パティシエの独りごと - Cue Spot 331

小麦粉はワルモノ? - Cue Spot 331