前々回のブログ記事「認知症になる暮らし。」や、前回の記事「認知症と肉の関係。」にも書いたように、
認知症になる大きな要因は食習慣にあるのだから、食習慣を改善すれば、認知症の進行を遅らせるどころか、脳は回復へ向かう。
だから、食習慣を改善すれば良いのだけど、認知症の本人が自分で実践することはできないため、家族がサポートすることになる。でもこれは、なかなかキビシイ。
例えば、親が認知症の場合。認知症の親と共に暮らし、食事の世話をすることができる息子や娘は、そんなに多くない。皆、それぞれに暮らしがある。
認知症が治り、誰かの手助けを必要とせず元氣に暮らしてもらうのが一番良いのは分かっている。
だけど、親の認知症が完全に治るまで、付きっきりでサポートすることができる人など、どれぐらいいるだろう。
かといって、認知症の改善を試みなければ、認知症の進み具合は個人差があるため、何年、何十年と介護が必要な状態で生きることになる。
在宅での介護は難しいと、家族が早々と判断した場合には、認知症初期であっても、施設で暮らすことを強いられる場合もある。
まだボケきっているわけではなく、認知症初期で施設に入ることを余儀なくされた方には、家に帰りたくて頻繁に泣いている方も多いのだそう。
認知症になるというのは、家族の心身を痛めつける上に、本人自身も寂しい思いを味わったりする。
認知症になんか、ならない方がいい。
今、自分が何歳であれ、今のうちから、認知症とは無縁の身体づくりを始めるといい。食習慣を見直すだけで、認知症を予防できるのだから。
自分のために。家族のために。
サミー