Cue Spot 331

カラダの素晴らしさを、ただただ語る。

避けると良いアブラ。

マーガリの毒性を知り、避ける人は増えたように思うけど、キャノーラ油のことは、どうだろう。

 

キャノーラとは、アブラナ(菜の花)を改良した品種で、カナダで開発されたものであり、キャノーラ油と菜種油は全くの別物。

「キャノーラ油」は、「菜種油」を英語にしたものではなく、英語では菜種油のことをRapeseed oil(レープシードオイル)、キャノーラ油はCanola oilと書く。

 

キャノーラ油には、本来の伝統的な菜種油とは全く違う特性がある。その1つが、「エルカ酸(エルシン酸)」という成分の有無。

一般的な菜種油にはエルカ酸(エルシン酸)が多く含まれているが、エルカ酸の過剰摂取が心疾患の原因になりうると、

何十年か前に行われたうさん臭い実験により示され、WHOが正式に警告している。

*WHOなどの国際機関が警告を鳴らすものを、私は丸で信用していない。このブログに書いてあることも含めて、全ての情報は鵜呑みにせず、自身でしっかり調べることが重要です。

 

菜種油には、多くの欧州諸国をはじめ、中国、インド、日本で食用油の原料として利用されてきた長い歴史がある。

そんな、古くから人々に親しまれてきた菜種油が「人体にとって良くないもの」と言われるようになた経緯は、奇妙な実験結果。

http://alter.gr.jp/Preview.aspx?id=6264&cls=

こちらの記事↑より一部抜粋し、自分にとってより分かりやすく言葉を変えてまとめた。↓

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動物実験の結果、エルカ酸を含む菜種油をラットに与えると、心臓の筋肉が壊死(えし)することが分かった(1955年:カナダ)。

それ以後、エルカ酸と心臓への毒性についての因果関係は各国で関心がもたれるようになったが、

ラットに起きる疾患は、心筋梗塞動脈硬化のような血管系のものでなく、「心臓筋肉の壊死」に限られた。しかもオスにだけ。

犬、豚、猿などでもこの実験は行われたが、「心筋壊死」の報告は無く、ラットは、菜種油に限らず他の食用油脂でも心筋に壊死を起こしやすいことが分かった。

一方、人間については、菜種油をよく食べるフランス(1974年)、

エルカ酸含有量の高いマスタード油を常食するインド(1976年、1977年)、

菜種油と同様に、ラットの心筋に壊死を起こすことが知られる魚油をよく食べるノルウェー(1982年)

の各国で、心臓障害で亡くなった人を解剖して調べた報告が出た。

フランス269体、インド100体、ノルウェー54体の中に、一例も「心筋壊死」の例は無かった。

つまり、心臓障害で亡くなった423名のうち、心筋が壊死していた人は1人も居なかった。

結論は、疫学・解剖学的にも、「エルカ酸をこれぐらい摂ると心臓に悪い」と定められた基準値に根拠なし。

インドの調査では、エルカ酸含有率の高い油を食べ続けるカルカッタ付近と、

エルカ酸含有率の低い油を食べ続けるマドラスを比較したが、それぞれの地域に住む人々の心臓状態に、きわ立った差は無かった。


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まとめ終わり。

 

古くから人々に親しまれてきた食べ物こそ、心身により良く作用する。と、私は思っている。

化学的に作られたサラダ油・キャノーラ油を普及させるために、菜種油に含まれているエルカ酸を、無理矢理ワルモノに仕立てあげたと、思えてならない。

まるで、大麻と同じ。大麻はそこらへんに生えていて、簡単に人々の体調を整えてしまう。すると、医療利権が成り立たない。

だから、簡単に人々が大麻に手を出せないような法律を作ってしまった。

時間、お金がかからず、副作用も無く、簡単に人々が元氣になってしまうようなものは利権を脅かすので、簡単に人々が利用できないようにされてしまった。そういったものは、たくさんある。

だからこそ、テレビが言う健康情報を鵜呑みにせず、自分で調べることが大事。

 

さて、話を油に戻す。

健康に氣を使いつつある消費者には、「サラダ油は人工的でカラダに良くないって聞くけど、キャノーラ油は菜種油のことなのよね♪」と思っている人もいる。

キャノーラ油のラベルに菜の花の絵が描かれていれば、キャノーラ油と菜種油を混同するのも無理はないよね。

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でもね、油に限らず、薬品を使わずに丁寧に作られた「まともな調味料」を使い続けていると、ある日、まともではない調味料を使った料理を食べた時に、カラダが氣づく。

「あれ?昔から好きだったのに、今日はなんだか、美味しくないな。。。」

と感じたり、胃もたれ、だるさ、下痢など、体調不良として現れたり。


1970年代、カナダの農業研究者による遺伝子組み換えが行われ、エルカ酸をほとんど含まない新品種の菜種として「キャノーラ種」は作られた。

キャノーラ油とは、このキャノーラ種から搾油された油のこと。

現在では、日本国内でもエルカ酸を含まない、又は、エルカ酸含有量が少ない菜種の品種が多く開発されており、そういった菜種でオーガニックな菜種油を作っている所もある。

*「品種改良の全て=遺伝子組換え」ではない。

人々の健康や、環境がより良くなることを願い、丁寧に自然栽培で菜種を育て、昔ながらの圧搾法で作られた菜種油。私が10年ほど使い続けているのは、そうゆうオーガニック菜種油。

原材料の菜種は、古代種そのままではないけれど、サラダ油やキャノーラ油とは比べ物にならないほど安全で美味しい。

初めて、その菜種油で自然栽培のナスを炒めて自然海塩で味付けして食べた時、たまげた。あまりの美味しさに。

これまで、サラダ油で作ったナスの塩炒めを美味しいと思って生きてきたにも関わらず、美味しさが別物すぎてたまげた。

 

油は、奥が深い。「日々の調理にはこの油が良いですよ。」と簡単に言えるものではないので、一度は、自分で調べた方がいい。

「日々摂取する油を変えることでカラダが変わるよ〜。」という類の本をさまざまな人が出版しているので、油について氣になり始めた方は、そちらが参考になるかと思います。

 

サミー

 

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