数年前、ホメオパシー講座で「同種の法則」というのを習った。
ざっくり言うと、「今起きている症状と似た刺激を、ほんの少し与えることで回復を促進させる。」というもの。
実はこれ、日本人は昔からやっている。おばあちゃんの知恵袋的なやつ。
「風邪で熱が出ている時には、冷やすのではなくカラダを温めると治りが早い。」というのも同種の法則。
私は風邪をひいて熱が出た時、お風呂に2〜3時間ほど浸かる。心地好いと感じる温かさのお風呂に、飲み水(ぬるい温度)を浴室に持参で。
風邪を引いて熱がある時は、手足がとにかく冷えて辛い。身体中が寒い。
そこで、ぬるめの温度で長風呂すると身体が芯から温まって汗をたっぷりかき、風邪のしんどさがラクになる。
*浴槽から出ると寒いほどのぬるさはバツ。心地好く温かい温度で。
風邪をひいた時が仕事が休みの場合、これぐらいの長風呂を1日に何度かやり、就寝時は湯たんぽを使って足元を温める。
そうやって、風邪をひいた時は徹底してカラダを温めると治りが早い。
それと同じく、同種の法則を火傷の際に用いたのが、火傷を温めて回復を促進させるという手当て。
数年前、身内がキッチンで指に火傷をした時、その部分を温めてもらった。
最初、「ホメオパシーの講座で火傷は温めると良いと聞いたから、温めてみない?」と言ったら、「おぬしは正気か。」と言わんばかりの呆れ顔でご立腹。
「バカなこと言ってないで氷を持ってきて。」と言うので、ビニール袋に氷を入れ手渡した。
氷に火傷した指を当て、氷から指を離すとまたすぐジンジンと痛むらしく、氷が入った袋を手放さない。
それから1時間ほどして、火傷したての時より氣分が落ち着いてきたようなので、再び、火傷した指を温めてみないかと提案。
こうゆう時、相手が好きな有名人の話と繋げると、聞き入れてもらいやすい。
「ボルトとかベッカムとか、プロスポーツ選手でホメオパシーを利用している人、結構居るらしいよ。やっぱ世界で活躍する人は優れた医療を知ってるのね〜。」
という事実をブッ込んでみた後に、「試しにちょっとだけ温めてみない?」と言ったら、無言で静かに頷いた。しめしめ(笑)
マグカップに入れた熱いお湯の湯気に、火傷した指を当ててもらった。
「熱っ!」と感じるほど指をお湯に近づける必要はなく、心地好く温かい湯気に火傷した指を近づけては遠ざけ、近づけては遠ざけを数回。
すると、ほんの数秒で、ジンジンとした痛みが引いたらしく、「あれ?痛くなくなった。なんで?」と、本人がおったまげている。
その後は、また痛みが出てきた時に、同じように湯気で温めるのを数回繰り返すだけ。
本当は、火傷してすぐにやると良いです。
この方法でやれない時は、ドライヤーの温風を患部に当てるのでもグー。
指にした小さな火傷だったけど、きっと、大火傷した人にも有効なんだと思う。
火傷部分を温める療法を直ちに行ったら、大火傷を負った人の肌は、綺麗に元に戻るんじゃないかな。
大火傷の場合は、手当のスピードや方法が命に関わるので、安易に「この方法をやってみて」とは言えないけれど。。。
・傷には消毒
・熱には解熱剤
・火傷は冷やす
・肩こりは揉む
・ガンには抗がん剤
・熱を持っている腫れは冷やす
などなど、いつの間にやら、そうするのが常識だと思ってきたその手当ては、
自身の生命が治ろうとする働きを、本当にサポートしているだろうか。逆に、治ろうとする足を引っ張る手当となっていないだろうか。
あなたの信じてきた医療は本当ですか?
サミー