Cue Spot 331

カラダの素晴らしさを、ただただ語る。

生理痛とは。

女性のカラダは、約1ヶ月に1回排卵し、それに合わせて子宮内膜を厚くし、受け入れ態勢を整えて受精卵を待ちますが、

卵子が受精(妊娠)しなかった場合は、準備した子宮内膜(受精卵のためのふかふかベッド)が不要になり、はがれて体外に排出される。これが生理。

 

月経直前からは、「プロスタグランジン」というホルモンの分泌が急増し、

プロスタグランジンは子宮の収縮を促して、はがれ落ちた子宮内膜を体外に押し出す役目をします。

このとき、プロスタグランジンの分泌が多過ぎると子宮の収縮が強くなり、腹痛、腰痛、だるさなどの月経痛を引き起こす。

 

その他には、子宮内膜の一部がはがれ落ちずに子宮内に溜まり、それが蓄積されると子宮内膜が厚くなり、生理痛がひどくなってしまう場合や、

子宮が未熟なうち(主に10代)は子宮の出口が狭く、はがれ落ちた子宮内膜がうまく体外に出ず、うっ血が起き、下腹部が痛くなることもある。

 

では、こういった生理痛を引き起こす現象が起こるのはなぜか?というと、原因は子宮の冷え

生理が始まり、閉経を迎えるまでの女性のカラダは、子宮内に受精卵を受け入れるためのふかふかベッドを用意しようと、毎月働く。

ふかふかベッドを用意するためには、子宮が37度前後で在る必要があり、子宮の温度が低過ぎる場合は、カラダは子宮を温めようと頑張る。

 

子宮内膜がはがれて体外に排出されたものが生理なので、カラダが、子宮内膜を厚くして子宮を温めようと頑張れば頑張るほど経血の量は多くなり、子宮の収縮は強くなり、生理痛を招く。

 

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そして、経血の量が多いと、吸水率の優れたナプキンに頼ることになり、そういったナプキンを使い続けることで、さらに子宮が冷える。

吸水率の優れたナプキンに使われている高分子吸収ポリマー(プラスティック)が経血を吸ってゼリー上に固まると、冷たくなってしまうから。

 

本来の生理は、量が多めなのは1日目〜2日目の日中だけで、就寝中はほとんど出ず、5日ほどで終わる。生理痛など無いのが当たり前。

では、子宮の温度が低過ぎる原因は何か? と言うと、やはり、日頃の生活や食生活が影響している。

・ヨーグルト・牛乳・豆乳

・夏野菜のサラダ

・甘いもの

・コーヒー

・添加物の多い食事・菓子

・添加物の多い飲み物

など、身体を冷やす食べ物を年中食べていたり、

 

・お腹が空いてないのに食べる

・食べ過ぎ、飲み過ぎ

・目の使い過ぎ

・万年睡眠不足

・身体を冷やす服装

・身体を圧迫する服装

・化学繊維の下着、服

・湯船に浸からない

・冷暖房に頼りすぎ

・薬に頼りすぎ

など、身体を冷やす生活が習慣化していたりする。

身体を冷やす生活とは、血液の質を低下させる生活であり、生活や食生活を改善して血液の質が改善されれば、生理痛は治る。

 

私に生理痛が無いのは、子どもの頃からの風呂好きと、快便が関係しているのかも。生理時に少し、腰回りにだるさを感じたことが、何度かあるぐらい。


上には、身体を冷やすことに繋がる食生活や生活をいくつか書いたけれど、

その中のいくつかをやっていても、身体が芯から温まる何かを自然と毎日していれば、身体が冷え過ぎるということはないのだと思う。

 

カラダ(心身)が整っていると、暑さ寒さに適応するのが上手い身体になるので、湯船や湯たんぽなどを使って外部から温める必要がなくなるけれど、これについては、また今度、別記事に。

 

ヨーグルトを毎日食べる女性の中には、快腸快便のためにと食べている人も多いけれど、ヨーグルトは、とても身体を冷やす。

腸内環境をより良くするために摂るのであれば、昔ながらの製法で作られている味噌や醤油、米麹、自然海塩などの調味料を食生活に取り入れた方が、身体も温めるのでグー。

 

生理は、不要なものをデトックスしてくれる素晴らしい仕組みでもある。

生理に対して「厄介なもの」と捉えているより、「ありがたいもの」という意識でいることも、

生理時をより過ごしやすいカラダへと変化するための、手助けとなる氣がします。

 

優しい氣持ちで接すれば、優しく応えてくれる。それはカラダも同じ。

 

サミー

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