Cue Spot 331

カラダの素晴らしさを、ただただ語る。

その健康知識は、何のため?

とある自然療法家Aさんのお話。

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Aさんのお父さんは長らく入院していた。

ずいぶん弱り、歩くのもやっとになってきて、病院のベッドで横になっている時間が多くなっていた。

そんなある日、Aさんがお見舞いに行くと、手すりを使い、弱った足腰でゆっくり廊下を歩いているお父さんを見つけた。

Aさんは驚き、お父さんに「どうしたの?どこへ行くの?」と聞くと、カルピスが飲みたくなったから売店へ行くと言う。

なんだ、そんなことだったのかと、Aさんは一安心。

そして、自然療法家であり、食品添加物や栄養のことについて、かなり知識のあるAさんは、

「カルピスよりも◯◯の方がカラダに良いから、こっちにしようよ。」

と言って、お父さんに別のものを飲ませた。

その数日後、お父さんは亡くなった。

Aさんは、あの時カルピス飲ませてあげれば良かったと、とても後悔した。

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カラダを治癒に導く1番の特効薬は「喜び」。

 

今、何かを「美味しい」「嬉しい」「楽しい」と感じたり、「元氣になったら◯◯へ行きたい・◯◯がしたい」といった希望や、カラダが良くなってきているという実感。

そういった喜びが、カラダには最も効く。

そして、私たちのカラダに備わっているセンサーの精度はズバ抜けており、その時その時、自分のカラダに何が必要か、ちゃんと分かっている。

 

添加物が使われている食品であれ、オーガニックな食品であれ、「それを食べたい」と強く思った時には、

その食品に含まれている、今の自分に一番必要な何かをカラダのセンサーが感じ取り、欲っしている。

 

例えば、アトピーなどの皮膚疾患を治したいのであれば、薄くなった腸壁が充分な厚さになるまでジャガイモなどは食べない方が良いけれど、

本人がフライドポテトが大好きということであれば、たまには食べれば良いと思う。

きっと、フライドポテトに含まれている何かを、その人のカラダが欲している。

それが成分なのか、強い塩気なのか、何かは分からないけれど。

 

自分が持っている「カラダのことに関しての知識」が、他者のカラダに備わっているズバ抜けたセンサーを否定し、喜び(特効薬)を奪ってしまわないように。。。

と、日々思う。

 

ちなみに、私は風邪を引いた時はいつも、白桃がゴロゴロ入ったゼリーを1つ食べたくなる。

その白桃ゼリーとは、自然食品のお店で売られているような無添加なものではなく、普通のスーパーに売っている普通の白桃ゼリー。

 

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普段は桃のゼリーのことなど完全に忘れているのに、風邪を引いた時は真っ先に頭に浮かぶし、食べれとめちゃめちゃ美味しく感じる。

そして、「あ〜、サッパリしてツルンとして美味しい〜♪」と喜び、元氣が出る。

「風邪を引いた時に白桃ゼリーを食べると私は元氣になる。」というプラシーボ効果も、あるかもね。

(^_^)(^_^)


サミー