Cue Spot 331

カラダの素晴らしさを、ただただ語る。

腰痛は腰で起きているんじゃない。

今日は、腰痛の例をいくつか書いてみる。

(1)肥満

(2)人間関係

(3)内臓疲労

(4)できもの

(5)結石

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(1)肥満

私のかつての上司には、腰痛持ちの人が2人居た。彼らに共通していたのは、太っていてお腹が出ているということ。

例えば、自立する円柱。その円柱の一部に、ある程度の大きさの異物がくっ付けば、そちら側に倒れやすくなる。

身体もそれと同じで、お腹が出っ張っていれば、立った時に前方へ倒れやすくなる。身体は倒れまいとバランスを取ろうとするので、腰に負担がかかる。

この上司の場合、腰痛の件で病院にかかっているのであれば、医師がまず提案すべくは、ダイエットではないだろうか。

食生活や生活を改善して痩せ、お腹の出っ張りが無くなった時、それでも腰が慢性的に痛むのか。

それを観てから他の治療法を考えても良い氣がする。

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(2)人間関係

とある事務職の女性Aさん、腰痛が辛いと言うけれど、検査結果は、どこにも異常なし。

よくよく話を聞くと、Aさんは、自分のデスクの右隣の人が苦手。

そのためAさんは、無意識で左へ身体を傾けて仕事をしているということが分かった(筋肉反射テストにより)。

毎日毎日8時間ほど、左側に身体をのけぞらせて仕事をしていた。もちろん、本人も他人も氣付かないレベルの傾き。

この場合、Aさんの腰痛解消方法は、デスクの配置換えか、Aさんか隣の人がその職場を移動するなどで、腰へのアプローチは必要ない。

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(3)内臓疲労

とある男性Bさんは、最近、腰が痛むようになった。話を聞けば忘年会続きで、食べ過ぎ飲み過ぎの日が多々あると言う。

胃腸がお疲れのため、微妙に身体が前かがみになる姿勢を何日も続けていたことで、腰に負担がかかっていた。

事務職のAさんと同様に、本人も他人も氣づかない程度の微妙な傾き。

この場合のBさんの腰痛解消方法は、言うまでもなく食生活と暮らし方の見直し。腰に原因はない。

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(4)できもの

友人のCちゃんは、長年、腰痛に悩まされていた。痛みを我慢して生活をしていたけれど、

日常生活に支障をきたすほどの痛みになり、しぶしぶ病院へ行って受診したところ、腫瘍(良性)があることが発覚した。

脊髄の近くに、小指の爪サイズの腫瘍(良性)ができ、神経を圧迫していたことが原因で、腰を痛めていた。

何年かかけて少しずつその大きさに育ったようで、手術により取り除いたら、アッサリ腰痛は治った。

それまで長年、Cちゃんは自分のことを「腰痛持ちの人:体質」だと思っていた。

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(5)結石

近所のご主人は長年、腰に鈍い痛みがあった。それを、仕事の姿勢からくるものだと思い、何十年と定期的に鍼治療とマッサージを受けていた。

それがある日、激痛が走ったので救急医療へ。激痛の原因は結石。その後、排尿の際に石がコロンと出てから、腰痛が無いそう。

結石は、腎臓内にあるうちは、これといった症状が見られず、尿管に降りて来た際にわき腹や下腹部、腰の後ろ側などが激しい痛みに襲われるというけれど、

腎臓内にあるうちも異物(石)であることは確かなので、それが原因で「鈍い腰痛」が長年あったのかも。と、話していた。

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今日、取り上げた腰痛のパターン5種はいずれも、腰をぶつけたとか、腰の筋肉や骨がどうかなっているというものではない。

腰痛に限らず、不調の原因は患部ではないので、患部(身体の一部)だけを見ても回復へ導かない。

原因は患部で起きているんじゃない。

事件は会議室で、、、

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真実は、部分ではなく全体にある。

今、もしも、なんらかの症状でかかっている病院や治療院があるならば、そこの医師や療法家は、患者の患部だけを見る人か、

それとも、患者の話をよく聞き、心も含めた体全体を診て(観て)、食生活や暮らし方の改善を促す人の、どちらだろうか。

 

サミー

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