タルト作りに必要な材料A。在庫が少なくなってきたので発注しようとしたら、品切れ。
なかなか手に入らないような珍しい材料ではないので、どうしたんだろ? と思い、他の店も当たってみるけど、ない。
「あっちでもこっちでも品切れだなんて。。。これ以上、手元にある材料Aが減ったら、タルト仕込めんがなー。」
と残念に思った矢先、「材料Aの分を、材料Bで補ってみようかな。」と、ひらめいた。
それと同時に、「そうか、このヒラメキを起こすために、材料Aはどこを探しても無かったのか。」と思えて、残念感が一気に消えた。
これまでは、材料Aと材料Bを1対1の割合でタルトを作っていたけれど、材料Aの分も材料Bに置き換えて作ってみた。
すると、あら。。。( ̄(工) ̄)
これまで作ったタルトの中で、一番、私好みの生地ができあがった。それはもちろん嬉しいのだけど、この結果に、冷静に納得した。
やろうとしていたコトが上手く進まないのは、「そのこだわり、手放してみたら?」というサインであり、
そして、そんな時は必ずと言っていいほどヒラメキがやってきて、そのヒラメキを採用すると、やろうとしていた方法でやるよりも、好結果が得られる。
そうゆうコトなのか?。。。と。
その時、目の前では「足止め」に感じることも、「コレでなきゃダメ」「こうしなければ」というこだわりを捨てれば、足止めは一気に解消されるどころか、より良い方へ導かれる。
この世界の仕組みは、そうゆうもんなのかな。。。と、材料Aを使わずに作ったタルトを食べながら、ボンヤリ思った今日この頃。
サミー