Cue Spot 331

カラダの素晴らしさを、ただただ語る。

身体が冷えるのは、なぜ?

少し前に、フンザのことを知った。フンザ族の居住地は、パキスタン東部の高地。

険しい山々に囲まれたフンザは、人が住むのに適しているとは言い難いけれど、

そこに住む人々の平均寿命は100歳で病気知らず。110歳を超える人は珍しくない。

彼らは皆スリムで、実年齢よりも身体が若々しく、そして美しいのだそう。そんなフンザ族の暮らしを、ザッとまとめた。

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彼らの食事は、春から夏場は野菜と果物がメイン。

杏の栽培が盛んで、作物の収穫ができない冬場のために、旬の時期には大量に干し杏を作って貯蔵しておく。彼らは杏を良く食べ、杏ジュースをよく飲む。

冬場は、干し杏、発芽した穀物、山羊チーズなどを少量食べ、肉は食べない。

彼らは活動的で、毎日太陽の元でよく動き、く歩く。

石造りの小さな家で質素に暮らし、暖房は無い。お風呂もない。

家に限らず、大きいほど良いという考えはなく、多くの物を欲しないため、争いなどなく皆穏やかで、ユーモアがあり楽観的。

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これを知ってたまげた。標高が高く寒い土地に住んでいるというのに、家に暖房も風呂も無いだなんて。。。

寒い環境なのに、私の大好きなお風呂が無いだなんて。。。

 

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そして、思うところがあった。「身体が冷える」とは、何だろう?

ひょっとしたら、

心身へのストレスがうんと少ない暮らしを送っていれば、太陽光だけで充分身体は温まり(蓄熱)、冷えることなどないのかも。

 

心身に余計なモノが溜まっているほど、身体は冷えるのだと思う。

感情は血流を左右するし、重金属や薬品などの「異物」が身体に溜まっていると、代謝力やデトックス力は低下し、免疫力はする。

不自然な食べ物や薬の摂取、食べ過ぎや、お腹が空いていないのに食べるのは、消化の際に身体にかかるストレスが大きい。

本音で生き、自然でシンプルなモノを空腹時に適量食べ、その日の疲労度に応じて充分な睡眠を取る。

そういった、心身のストレスがうんと少ない生き方にプラスし、毎日、太陽の元で数時間活動すれば、

太陽光による熱が身体に蓄熱され、熱々の料理やお風呂、厚着などによって外部から温めようとしなくても身体は冷えず、

病気とは無縁で老化速度は遅く、元氣な心身で、より長く人生を楽しめるのかもしれない。

それは、人間だけでなく動物も。

 

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人間の身体は、平熱が37度前後だと血液の流れが良い。それは、生命維持に必要な身体の機能が正常な証拠であり、代謝力やデトックス力が高く、免疫力が高い。

そのため、「より元氣で在るためには、身体を冷やさない生活を心がけましょう。」という考えが広く知られているけれど、

「とにかく冷えないように」と、暑い時期だろうと、厚着や長風呂を毎日義務的に頑張るより、

精神的・肉体的ストレスが減るような生き方を意識して実践し、太陽に当たる時間を増やした方が、

身体は冷えにくく、一度温まった身体は、ポカポカの状態を維持しやすいのかもしれない。

 

サミー

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